帰宅時間がバラバラでも大丈夫。あやごはんさんの“おきめし”を支えるキッチン収納&動線
あやごはんさんの「世界一楽しいわたしの台所」
——まずは、キッチンのこだわりやテーマを教えてください

「わが家のキッチンは決して広くありませんが、私にとって“自分の城”のような場所です。家族の食事時間がバラバラでも、忙しくて時間がなくても、ちゃんとおいしいごはんを用意したい。そのためにもキッチンは、自分の気持ちが前向きになれることを大切にしています」
——キッチンの動線作りで気を付けていることはありますか?
「コンパクトなキッチンだからこそ、調理道具や食材、家電など最小限の移動で手に届くような動線を意識しています。
まず、コンロの後ろには冷蔵庫とオーブンを配置。食材を取り出してすぐ火にかけたり、下準備したものをそのままオーブンに入れたり、振り返るだけで調理が進みます。シンクの後ろには炊飯器と電気圧力鍋を置いて、洗う・下ごしらえ・炊く・煮るが同時進行できるようにしています。今の暮らし方にちょうどいい、私にとって理想的な配置です」
——キッチンのお気に入りポイントは?

「まずは、調理台の正面に置いた、私の“好き”を集めた収納棚です。一番上の段には、大好きなSTAUBのココットと専用のノブミトンを。ココットは、「山盛りねぎの白だしバター蒸し」など、サッと一品作るときに頼りになります。
その下の段には、よく使う塩と砂糖を、ナチュラルな雰囲気のかわいいボトルに移し替えて並べています。包丁を握るたびにお気に入りが目に入ると、ワクワクして、毎日の仕込みや作り置きも自然とはかどるんです」

「棚の上の壁には、お魚モチーフの計量スプーンをかけています。大さじ、小さじに加えて、それぞれのおよそ0.5さじもそろっていて、かわいいだけでなくとっても使いやすいんですよ」

「子どもたちがお手伝いをするときに使う、熊のスツールも置いてあります。最近は4歳の息子が『僕も作りたい!』と、これにのってお手伝いをしてくれるんですよ。旬の食材や栄養についてもよく質問してくれるので、子どもと食についておしゃべりする時間も増え、キッチンで過ごすのがますます楽しくなっています」
使う頻度で収納場所を分ける
——キッチンツールの収納のマイルールといえば?

「キッチンツールは、使う頻度で置き場所を分けています。大きなスプーンやヘラ、おたまなど出番の多いものは、コンロ横の壁にかけて見える収納にしています」

「作り置きに欠かせないホーロー容器は、サイズ違いで7個持っていて、すぐ取り出せるように食洗機の下の深い引き出しにストックしています。保存から温め直しまでスムーズにできるので、時間差で食べる家族のごはん作りをいつも支えてくれています」
——お使いの食器の収納もご紹介をお願いします

「食器は大好きで、お気に入りの器で整えた食卓は、 時間差で食べるごはんでも“ちゃんとした一食”にしてくれると思っています。ただ、収納にはいつも悩んでいて…。今はとくにお気に入りのものを厳選して、電子レンジ上の棚にしまっています。量とスペースの都合で積み重ねてはいますが、100円ショップの隙間収納用ワイヤーなどを使って、取り出しやすさだけはしっかり確保するようにしています」
——食器はどんなものがお好きですか?
「とくに気に入っているのは、古谷製陶所さんの信楽焼です。電子レンジで作る鶏胸チャーシューを盛り付けている、りんごのモチーフの鉢は、かわいらしい見た目と土の温かさがあって、盛り付けるだけで料理がほっこり見えるんですよ」
「触り心地のよさも気に入っているのが、キャベチー玉をのせた中林範夫さんの六角形のプレートです。それから、最近は苔色工房さんのアニマルモチーフのお皿にもハマっていて、見かけるとつい買ってしまいます(笑)。
器との出会いは、ほとんどが「大人の焼き物」さんのサイトがきっかけです。センスのいい器がそろっていて、見ているだけでも楽しいんですよ。あとは、いろいろな作家さんの器が集まるリアルのイベントや陶器市に出向くのも好きです」
——料理に使う食品や調味料はどちらにストックされていますか?

「調味料もスパイスも好きで、とにかく手持ちの数が多いので、すぐにしまえて、すぐに取り出せることを優先しています。背の高いボトルやパッケージに入っている調味料は、コンロ下の引き出しを1つ丸々使って収納。油・酢・だし系など、大まかなジャンル分けだけしてストックしています」

「スパイスも同じくコンロ下の端にある、幅の細い引き出しに。よく使うので、サッと取り出せるこの場所が気に入っています」
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「仕込みや作り置きなど、短時間で何品も作ることが多いので、“整いすぎず、迷わず出し入れできる収納”が私には一番ラクなんだと思います」と語る、あやごはんさん。忙しい毎日でも無理せず、自然と前向きになれる。そんなキッチンから、今日も“おきめし”が生まれていくんですね。
(記事中キッチン撮影/あやごはんさん)

フーディストノートアンバサダー。家族の帰宅時間がバラバラでも安心な、冷めてもおいしい“おきめし”レシピを発信中。漬けて焼くだけの簡単仕込みや、おいしく仕上がる温め直し術なども人気。
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AYA KUWAHARA|ほっこり“おきめし”で待つ家族ごはん(@aya_gohan49)

