鶏むね肉がやわらか&サクサク!大分名物「とり天」を作ってみよう!

こんにちは、筋肉料理人です。
今日ご紹介する料理は「鶏むね肉でサクサク衣のとり天」です。
「とり天」とは?
「とり天」は、しょうゆベースのたれで下味をつけた鶏肉に天ぷら衣をまとわせ、油でカラッと揚げる大分県の郷土料理。今回は鶏むね肉を使い、やわらかくジューシーに仕上げるコツをご紹介します。
鶏むね肉でもやわらかく仕上げるコツ
鶏むね肉は加熱すると固くなりやすいため、下味にはポン酢しょうゆとはちみつを使用します。
ポン酢しょうゆの酸味には肉をやわらかくする働きがあり、はちみつの糖分は保水効果が高く、加熱してもパサつきを防ぎます。
そして、とり天でもっとも重要なのは「衣のサクサク感」です。今回はマヨネーズを溶かした冷水で薄力粉を溶くことで、軽くてサクサクの衣に仕上げます。マヨネーズに含まれる油分が衣に混ざることで、揚げたときに水分が抜けやすくなり、食感がよくなります。実際にやってみると違いがよくわかります。
「鶏むね肉でサクサク衣のとり天」レシピ
調理時間
20分(漬け時間を除きます)
分量
3人分
材料
- 鶏むね肉…1枚
- 小麦粉…適量
- 酢しょうゆ・練り辛子…適量
- キャベツのせん切り、かぼす(またはレモン)…適量
A
- ポン酢しょうゆ…大さじ1と1/2
- はちみつ…小さじ1
- 鶏がらスープの素…小さじ1/2
- おろししょうが・おろしにんにく…各小さじ1/2
B
- 薄力粉…大さじ5と1/2
- 冷水…大さじ5
- マヨネーズ…大さじ1
作り方
1. 鶏むね肉を下ごしらえする
鶏むね肉は一辺3cmほどの角切りにし、ポリ袋に入れます。Aの調味料を加えてよくもみ込み、室温で30分漬けます。
※30分以上漬ける場合は冷蔵庫に入れてください


2. 天ぷら衣を作る
ボウルにBの冷水を入れてマヨネーズを溶かし、薄力粉を加えて菜箸で“沈めるように”軽く混ぜます。
※氷水でボウルを冷やしてから冷水を入れると、さらにサクサクに仕上がります
※混ぜすぎると粘りが出るため、ダマが残る程度でOK



3. 打ち粉をして、衣をつける
漬けた鶏肉をキッチンペーパーで包んで水気を取り、薄力粉を薄くまぶしてから衣にくぐらせます。


4. 油で揚げる
鍋に油を3cmほど入れて中温(170℃)に熱し、衣をつけた鶏肉を入れて4分ほど揚げます。
※170℃の目安:菜箸を入れると細かい泡が全体から出るくらい
※一度に入れる量は鍋の1/3〜1/2にしてください
※2分ほど揚げたら時々返し、持ち上げて2〜3秒浮かせるのを繰り返すと“二度揚げ”のようにカラッと仕上がります


5. 盛り付ける

揚がったら油切りを敷いたバットにのせて油を切り、皿にキャベツとかぼす(またはレモン)を盛り付けます。酢しょうゆと練り辛子を添えて完成です。



「鶏むね肉でサクサク衣のとり天」の完成です。
まずはそのままかじると、衣のサクサク感と香ばしさがいい感じ。衣に包まれた鶏むね肉はやわらかでジューシー。噛むほどに旨味が口の中に広がっていきます。
そのまま食べても十分おいしいですが、練り辛子と酢しょうゆをつけると、つんと鼻に抜ける辛味とさっぱりした酸味で脂っぽさが和らぎ、いい感じに味変します。
鶏むね肉のとり天は材料代が安く、ごちそう感もある料理です。手軽に作れますので、ぜひお試しください。

