ピリ辛×香ばしさがクセになる♪ミシュラン星付き店の「鶏もも肉のディアブル風」
香ばしさとスパイスが織りなす一皿!若き料理人が込めた想いとは?
今回ご紹介するのは、香草パン粉をまとわせて仕上げた「鶏もも肉のディアブル風」です。ディアブルはフランス語で悪魔を意味しますが名前の通り、ピリッとした辛味と香ばしさがアクセント。粒マスタードのクリーミーなソースが調和し、ごはんにもパンにも合う奥深い味わいが魅力です。
こちらのレシピを考案したのは入社3年目・26歳の平野愛樹さん。高校卒業後に料理の道へ進み、2023年に「apothéose(アポテオーズ)」へ入社しました。
「上京したばかりの頃に作ったチキンソテーを、成長した今の自分なりに形にしたい」という気持ちを込め、スープやサラダとの調和や悪魔風といったインパクトを意識し、試行錯誤を重ねて完成した一皿。将来は地元・鳥取に“世界中の人から愛される自分の店”を出すことを夢に、日々修業を続けています。
パリッとジューシー!「鶏もも肉のディアブル風」レシピ

分量
2人分
材料
鶏もも肉…2枚
塩、こしょう…適量(両面に強めに振る)
<香草パン粉>
パン粉…20g※不足を防ぐため多めの分量になっています
にんにく…1片(みじん切り)
グレープシード油…大さじ1と1/2(オリーブ油でも可)
カイエンペッパー…小さじ1/2
パプリカパウダー…小さじ1/2
パセリ…1枝分(みじん切り・乾燥でも可)
マスタード…適量(粒マスタードでも可)
<ディアブルソース(粒マスタードクリーム)>
白ワイン…大さじ2
粒マスタード…小さじ2
生クリーム…大さじ5(牛乳でも代用可)
バター…10g
作り方
- 香草パン粉を作る。フライパンにグレープシード油を入れて弱火で加熱し、にんにくを入れて香りを出す。

2. パン粉を加えて少しきつね色になったら、カイエンペッパー、パプリカパウダーを加える。

3. 火を止めパセリを加えて混ぜ、粗熱を取る。

4. ソースを作る。鍋に中火でバターを溶かし、白ワインを加えて半量程度になるまで煮詰める。

5. 弱火にして生クリーム、粒マスタードを加えトロッとなるまで加熱する。その後、火を止めて十分に粗熱を取っておく。


6. 鶏もも肉に塩・こしょうを全体にまんべんなく、強めにふる。

7. フライパンに油(分量外)を引いて鶏もも肉を中火で焼く。皮目はパリパリになるまでしっかりと焼いておく。

8. 鶏もも肉の皮目を上にして、マスタードを薄く塗り香草パン粉をまぶす。軽く手で押さえる。


9. トースター又はオーブン(200~220℃)で5〜10分程度焼く。
※パン粉がカリッとした様子になればOKです。ご自宅の調理家電によって時間を調整してください

10. 皿に盛り、5のソースをそえて完成です。

おいしくなるポイント
鶏肉に塩をふる際は多めにするのがポイント。少ないと焼いた際に流れてしまい、ぼんやりとした味に。たったこれだけで格段においしさがUPします!
・・・・・
サクサクの香草パン粉、ピリ辛のスパイス、まろやかなマスタードソースが一体となった「鶏もも肉のディアブル風」。香草パン粉は他の食材にも応用でき、家庭の食卓にフレンチのエッセンスを加える万能アイテムです。フランス料理店のまかないから生まれた本格的な一皿を、ぜひおうちでも試してみてください。

【シェフ歴】業界歴3年目(2023年にアポテオーズに入社)
【役職】キッチンスタッフ
【将来の夢】大好きな地元、鳥取に世界中の人から愛されるような自分の店を出す
「まかない伝」放送回
ミシュラン店で働くシェフと若手従業員が、まかないを通して真剣勝負を繰り広げる様子を描いたYouTubeのリアリティーショー番組。


