
【保存版】ベチャッとならない!ふっくらおいしい「お好み焼き」を作る5つのポイント
こんにちは!かな姐です。
先日次女の住む東京のスーパーへ買い物へ行ったら、びっくりするほどキャベツがお安い!
こちらで売っているよりも安かったので思わず手が伸びかけましたが、キャベツを持って新幹線に乗ることを考えて諦めました(笑)。
地域によって野菜の産地も違い、お値段も違うんだなぁとあれこれ見て回るのはとても楽しかったです。
今回のお悩み相談:お好み焼きが水っぽくなる!
さて、今回のお悩みはそんなわけでキャベツ。キャベツといえば…。
お好み焼きを20cmのフライパンで作ると、水っぽくなってしまいます。どうしたらカリッとするのでしょうか。生焼けが不安でふたをしているからでしょうか。
お好み焼き粉を使って、袋に書いてある材料(キャベツとお肉だけ)と分量でシンプルに作りたいのです…。
お好み焼きをカリッと焼きたい問題!
わたしは広島県生まれ(広島焼きも好きですが、小さいころは関西風のお好み焼きしか知らなかった)で、兵庫県在住30年。
お好み焼きのことならお任せあれ!
わが家秘伝のお好み焼きを伝授しましょう!
と言いたいところなのですが、わたしはそこまで有名どころのお好み焼きを食べ歩いてお好み焼きのことを知っているわけではない!と自分では思っていて、一方わたしの妹のところの夫婦などは週に2回はお好み焼きを食べに行ってるほどお好み焼き好きなので、自分ら好みのおいしいお好み焼きもきっとちゃんとわかってるんだろうなぁといつも思いながら、わたしはわたしのお好み焼きを自己流で焼いていたんですね。
これが正解なのかな?とか、自分ではおいしいと思うけど、お店のお好み焼きとは違うかも?とか、いろいろ思いながら。
グルメな長女も驚いた!絶品お好み焼き
そんなわけでこのご質問をいただいてから何度か家でお好み焼きを焼き、特別な材料は使わずシンプルに、できれば粉は控えめに、外はカリッと中はふわっとしたお好み焼きのレシピを考えたんですが、ちょうど先日長女が来ていたので、「そんなわけで、ここのところお好み焼きのレシピを考えてるところやねん~」と話したところ、
なんと長女は今、会社の人と月に一度はいろんな鉄板焼き屋さんにお好み焼きを食べに行くのが恒例なんだとか!
「いろんなお店でいろんなタイプのお好み焼きを毎月食べてるから、お好み焼きの味には詳しいで!母さんのがどうか、厳しく味見したるわ!」
と言われてしまいました(笑)
というか、そんなお好み焼きのプロのお店を毎月食べ歩いている人には母さん自己流のは通用するんやろか…と不安になりつつもいざ、実食!!
アッツアツのできたてを食べてもらいました。
ドキドキ…。
「うっま!!!!!なにこれ。めっちゃおいしい!!!!!!!え?今まで店で食べたどんなお好み焼きよりおいしいで。
店だしーや!もう店開こう!!!売れるで!!!!!どこの店よりおいしい!!!!!わたしが言うんやから間違いない!!!!!」
ま…マジで?
え…、今までこれ何回もパパに食べてもらってるけど、そんなこと1回も言われたことないけど(←オットは食べ物の感想を言わないタイプ笑)
お好み焼き粉いらず!「井上家のお好み焼き」レシピ
というわけで、グルメな長女のお墨付きのお好み焼きレシピを公開しますね。
わたしは、お好み焼き粉は使わず、普通の薄力粉で作っています。
よくレシピに長芋をすりおろして使うものがありますが、長芋は常に家にあるわけじゃないし、ほんのちょっとのために買いに行くのは嫌だなーと思ったので、長芋も入れません。
材料、切り方、混ぜ方、焼き方、仕上げ方、すべてにポイントがいっぱいあります。
分量
1人分
材料
- キャベツ…140g
- 納豆…1パック
- 卵…1個
- 薄力粉…大さじ2
- 水…大さじ2
- かつおぶし…1g(なければだしの素を少し入れても)
- 豚バラ肉(薄切り)…40g
- こめ油…少々
- お好み焼きソース、マヨネーズ、青のりまたは小ねぎの小口切り、紅しょうが…適量
作り方
1. キャベツは粗みじん切りにする。豚肉は半分の長さに切る。
2. ボウルにキャベツ、納豆(付属のたれとからしで混ぜたもの)、卵、薄力粉、水、かつおぶしをボウルに入れ、菜箸でざっくり混ぜる。
3. フライパンを中火にかけ、油をひく。温まったら、2の生地を混ぜながら(入れる直前まで箸で混ぜる)フライパンに流し入れ、
箸で周囲の立ち上がりを作って(2cmくらいの厚みを目指す)表面を平らにならす。
豚バラ肉を表面に隙間なく並べ、ふたをして最初は中火のまま、途中でフライパンの温度が上がってきたら火を少しだけ弱めて5分蒸し焼きにする。
4. 5分経ったらふたを取ってひっくり返す。
再びふたをして裏面も5分焼く。
5. 両面合わせて10分焼いたらふたを取り、ひっくり返して肉の面を上になるようにする。ふたを取ったまま1~2分ほどそのまま焼き、皿に取り出す。
6. 熱いうちにソースやマヨネーズをかけ、青のりか青ねぎなどをトッピングする。
ちなみになんですが、春キャベツを使うと少しやわらかめの生地になり、これをみじん切りくらいの切り方にするとふわとろ食感になります。
わたしはある程度キャベツ感があるほうが好きなので、冬玉キャベツを粗みじん切りにするくらいにしています。
納豆を入れると生地にふわふわ感が増します。
外はカリッと中はふわっふわに仕上げるためのポイント5つ
最後に、ポイントをまとめてみました。
- キャベツの切り方は3mm角くらいの粗みじん切りにする。
- めんどうでも1人前ずつ材料をボウルに用意し、焼く直前に混ぜる。混ぜたらすぐ焼き始める(4枚焼きたいときも、1枚ずつその都度混ぜたほうがいいです。生地に空気を含ませるように、菜箸でガッガッガッと卵を溶くように混ぜます。混ぜたまま放置すると余分な水分が出てきてしまうので、急いで!)。
- 表面をカリッとさせるためには豚肉は脂の多いバラ肉を使い、惜しみなく表面全体に並べる(豚肉の旨味をお好み焼き全体にしみ込ませるとともに、この面を焼くと脂のおかげでカリッとなります)。
- 中をふわっとさせるために、納豆を入れる(苦手な方は入れなくてもできます)。
- ふたをして中まで火を通したあと、最後はふたを取った状態で周りの水分を蒸発させることで生地をカリッとさせる。
おうちにある材料でいつでもできます。材料、切り方、混ぜ方、焼き方、仕上げ方、それぞれのポイントを参考にしながら、ぜひ試してみてくださいね。