子どもの好きを詰め込んだ「きな粉ねじりパン」レシピ
はじめまして。「作業時間10分!日々パン先生の『ドデカパン』簡単アレンジ」の連載5回目を担当させていただきます、自称!!日々パン先生いちの食いしん坊の吉田ちさとです。
東京都江東区を中心に活動する“日々パン先生”の私が今回ご紹介させていただくのは、
子どもたちの好きを詰め込んだ、おやつにぴったりな「きな粉ねじりパン」です。
“きな粉ねじり”というお菓子、知っていますか?
わが家の、小学3年生の長女、幼稚園の年長の次女の姉妹が大好きなおやつです。
お正月のお雑煮は、「お餅入れないで、きな粉餅にしてね!」ときな粉好きの姉妹。
お皿に残ったきな粉はもちろんお口の中に流し込み、むせてしまうこともしばしば。
そんなにきな粉好きなら、パンにしたら喜んでくれるかな?どんな反応してくれるかな?とドデカパンでアレンジしちゃいました!
見た目もおやつのきな粉ねじりのように、ねじねじとねじるのもポイントです。
焼けたパンを見て子どもたちは大喜び。「わぁ!たくさんきな粉が入ってるー!おいしい!」「牛乳との組み合わせがいいんだよねー」ときな粉でむせることもなく一気に完食しました。
使い切れず残ってしまいがちなきな粉。冷蔵庫や棚で眠っているきな粉で一緒にレッツねじねじ!
吉永麻衣子先生考案の「ドデカパン」はアレンジ無限大です。
自分や家族の好きな物を詰め込んで、簡単にトースターで焼ける「ドデカパン」の世界をちょっとのぞいて見ませんか?
「きな粉ねじりパン」レシピ
調理時間
15分
分量
4人分
材料
・強力粉…200g
・塩…3g
・砂糖…20g
・インスタントドライイースト(金サフがおすすめ)…3g
・水…90g
・牛乳…80g
(フィリング※成形時に使用)
・きな粉…30g
・砂糖…20g
・塩…1g
※3つを混ぜて甘いきな粉を作る。打ち粉用に10gを他の器に分ける
・牛乳…20g
作り方
<こねる>
保存容器(1000ml前後の直方体・立方体)の中に強力粉・塩・砂糖・インスタントドライイーストを入れ、スプーンで均一に混ぜておく。水と牛乳をあわせて、保存容器の中に8割ほど入れてスプーンでぐるぐる混ぜる。粉っぽいところにめがけて残りの2割を入れ、全体が均一になるまで混ぜる。表面を平らにならし、保存容器のふたを閉める。
※とても簡単なので、小さなお子さんも一緒にパン作りを楽しめますよ
<一次発酵>
冷蔵庫の中に一晩(8時間以上)置く。
※一日に一回水で濡らしたスプーンで混ぜれば3日間保存可能です
※8時間後の状態がこちらです
<成形>
きな粉、砂糖、塩を混ぜ、甘いきな粉を作る。そのうち10gを他の器に入れ、残った方に牛乳を入れて、そぼろ状になるまで混ぜる。
打ち粉用のきな粉を振って、生地と保存容器の間にドレッジ(カード)を差し込み、隙間を作る。くっつかないアルミホイルを敷いた下敷きやまな板の上に保存容器を裏返し、生地が出てくるのを待つ。裏返した生地の手前から2/3の面積にそぼろ状になったきな粉をふりかける。手前と奥から折りたたみ三つ折りにする。
ドレッジで4等分に切る。生地の両端を持ち、生地をねじる。
※ねじねじとねじるのが楽しい工程の一つ
<焼成>
下敷きからくっつかないホイルごと外して天板に移しかえて、1200Wのトースターで15分ほど焼く。表面が焦げそうな場合は、途中でアルミホイルをかぶせる。裏面にも焼き色がついていれば焼き上がり。
※焼成時間は、お使いの機材により適宜調整してください
作り方はもちろん簡単。そしてきな粉たっぷりでふわもちっでとってもおいしい。
学校や幼稚園から帰って来ると、パンの香りでお出迎え。「今日のおやつはパンだー!なにパンかなー?」香りで当てようと考える子どもたち。
朝食やおやつに焼きたてのパンを作る私。なんだか誇らしい気持ちになります。でも早起きして頑張ってる訳ではありません。
作り置きができるドデカパンは、好きな時間に焼けるのも魅力的なんです。工程が少なく、自分好みのパンが簡単に作れるので食いしん坊の私は、家の中にあるもので組み合わせを考えるのも楽しみの一つです。
アレンジは無限大で好きな時間に焼けるドデカパン。
自分も笑顔。家族も笑顔になるドデカパン。
ぜひ、試してみてはいかがでしょうか。
東京都江東区、墨田区を中心に活動する日々のパンの講師。幼稚園や保育園などで“出張パン教室”を開催するほか、自宅、マンションの共有スペース、公民館などでも親子で楽しめるワークショップやママの習い事としてのパン教室を開催している。
<Instagram>
手作りパン教室 lentil〜レフティ(@_chisato_pan_)