焼きっぱなしだからラク♪オーブン料理名人・豊田亜紀子さんのおすすめレシピは?【おいしい暮らし】
アメリカのホームパーティーで学んだこと
料理の世界でお仕事をするようになったきっかけは?
「初めは、ネットでつながっている友人たちに向けて、日々の好き勝手な話をブログに書いていたんです。もう本当に単なる個人ブログでした 笑。
そのブログに、スマホで撮影した料理の写真とレシピを投稿し始めたところ、それが『レシピブログmagazine』に掲載されることになったんです。今思うと、そこから私の人生が大きく変わり始めました。
そのうちに、ブログを見ていただいた様々なメディアからお声がけをいただき、料理のお仕事を頂戴するようになりました。
料理家になってからはブログを新規リニューアル、ゼロから料理専門ブログをスタートさせました」
レシピを考えたり、料理をする上で大切にしていることは?
「『シンプル&ノーブル』をモットーに、調理法は簡単でも、優雅でノーブル(気品がある)に見えるおもてなし料理を提案していきたいと思っています。
そして、料理を供する場をいかに盛り上げるかを考えるのも大好き♪いつも心にあるのは、アメリカのホームパーティースタイルです。
アメリカ留学時代のホストマザーの料理の在り方や、男性も女性もなく食後の後片付けをする様子なども、今の私の料理や食育に対する考え方に大きな影響を与えたと思っています」
お忙しい毎日、お時間のないなかで「味も見た目もおいしくするコツ、準備」などアドバイスをお願いします!
「オーブンで焼いてそのまま食卓に出す、アメリカ流のオーブン料理はおすすめですよ。焼いている間はオーブンにお任せですので、サラダなどをちゃちゃっと作って、残り時間はコーヒーを飲むか、ワインをいただくことも 笑。
白ワインにぴったりのガーリックチキンのトマトグリルも、よく作るオーブン料理の1つです。チューブ入りのおろしにんにくでおいしくできますよ」
豊田亜紀子さんのMy Best レシピは?
食材や調味料選びでこだわっていること、気を付けていることは?
「アメリカ料理をはじめ世界の料理が好きな私ですが、もちろん和食も大好きでよく作ります。こだわりといえば、おみそ汁のだしを取る時には、サカモトの『だしはこれ』を必ず加えるようにしています。
適量のかつおぶしと『だしはこれ』大さじ1/2程度を混ぜてだしを取り、こし器でこしてからおみそ汁を作るんです。酸化防止剤無添加で安心、また、煮干しのコクと深みが加わっておいしいですし、だしに煮干しの粉末が加わることでカルシウムもたっぷり摂れますよ」
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「いつかもう一度アメリカに長期で住んで本格的に料理を習いながら、再び国際交流を楽しめるといいなと思っています。そして、FOOD&LIFESTYLE(フード、食器、リネン、ライフスタイル、ガーデニング…)という世界観を広く世界に知らしめたマーサ・スチュアートがプロデュースする雑誌『マーサ・スチュアート・リビング』の日本版が立ちあがった日には、その企画に携わるのも密かな野望なんです」という豊田さん。ホームパーティーの文化を学んだアメリカと、大好きなノリタケの食器の故郷でもある地元・名古屋。2つの素敵なルーツをお持ちの豊田さんです。
豊田亜紀子さんへのQ&A
大好物といえば?苦手な食べ物は?
「レモンやオレンジなどの柑橘系フルーツが大好物です。苦手な食べ物は、しいて言えば『珍味』と言われるものですが、基本的には何でも食べられます♪」
インテリアやライフスタイルなど参考にしているショップ、カフェ、雑誌、サイトなどはありますか?
「基本、何かを参考にするといった考え方がありません。それも個性重視のアメリカ流でしょうか。『自分で考える』『自分発祥』『自分オリジナル』が好きです 笑」
料理以外で、リラックスタイムの過ごし方といえば?
「ガーデニングが好きです。自宅の庭でハーブを育てたり、バラを育てたりするのが癒しの時間です。育てたものは料理やテーブルコーディネート、ブログの料理写真にも使っています。ブログでご紹介しているバスクチーズケーキやヴィクトリアサンドイッチケーキのコーディネートに使っているバラも庭で育てたものです」
Akiko Toyoda(@toyoda.akiko)