【おいしい暮らし】時短でできる!あそれいさん(麻生怜菜さん)おすすめの「ゆる精進料理」レシピって?

【おいしい暮らし】時短でできる!あそれいさん(麻生怜菜さん)おすすめの「ゆる精進料理」レシピって?
暮らし上手な人にフォーカスし、お料理をすることや食べること、心地よく暮らすためのヒントをお届けする不定期連載「おいしい暮らし」。今回は、毎日続けられる“ゆる精進料理”を提案するあそれいさん(麻生怜菜さん)に、家庭で簡単にできる精進料理レシピや、暮らしを楽しむコツを教えていただきました。
フーディストノート
フーディストノート
2019/12/13
2021/10/07
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我が家のレシピは30あれば良し!と思っています

お料理の世界に入ったきっかけを教えてください

「旦那さんの実家がお寺で、行事食を作る文化があり、お料理作りのお手伝いに伺ったのが、本格的に料理を始めたきっかけです。それまでは仕事が楽しくて、食はあまり意識せず、コンビニ食が多かったと思います」

レシピを考えるうえで大切にしていることはなんですか?

「『食べたものがカラダの細胞全てを作っている』ということを意識しています。レシピはできるだけシンプルな食材・調味料で、素材の味がわかるくらいの薄めの味付け。普段のごはんは毎日食べ続けても飽きないようなもの。また毎日でも気負いなく作れるようなもの。我が家のレシピは主菜レシピ10、副菜レシピ20の合わせて30あれば良し!と思っています。
その一方で、バースデーや行事食のハレの日のごはんは、子どもと一緒に楽しく料理、とメリハリをつけるようにしています。

子どもに食事を作るようになってからは、なおさら食材がどのような環境でできたのか、作られたのかを気にかけるようにもなりましたね」

忙しい毎日でもできる「味も見た目もおいしくするコツや準備」のアドバイスをお願いします!

「以前は仕事で時間に追われることが多かったけれど、今は子育てで時間に追われることが多くなりました。時間は限られているので、キッチンに立つ時間をできるだけ少なくできるよう、食材をまとめて下ごしらえしておくことに重点を置くようにしています。たとえば、買い出しから戻ったらすぐに冷蔵庫にしまうのではなく、今日、明日に食べないものは料理に使いやすいように下ごしらえ(蒸したり、ゆでたり)してから、冷凍・冷蔵保存しています。

栄養や鮮度の観点からみても、この方が見た目も良く、おいしいですし、下ごしらえが終わっているので、時短で調理が可能になりますよ!」

麻生さんのMY BEST レシピは?

■具沢山おみそ汁

「毎日朝と夕食に作る、旬野菜をたっぷり入れたおみそ汁は、わが家の食卓ではメイン的な存在感です。『めざましテレビ』でもご紹介いただきました。写真は手羽元ときのこ、水菜のおみそ汁で、他にもいろいろな具で作ります。旬の野菜をゴロンと入れると食べ応えがあるんですよ」

レシピをチェック!>>

■白和え

「旬野菜(冷凍ストック)を駆使して作る白和えは、夕食に週1回は登場します。絹豆腐、白味噌、砂糖でお豆腐ソースを作って、蒸したりゆでたりした旬の野菜と和えるだけで、立派な白和えになりますよ」

レシピをチェック!>>

■きのこマリネ

「常備菜としてストックしています。夕食にちょこちょこ登場しています。これはしめじを使ったものです」

レシピをチェック!>>

食材や調味料選びでこだわっていること、気を付けていることはありますか?

「家族がおいしいと言ったものを選ぶようにしています。あとは、原材料ができるだけシンプルなものが良いなと思っています。日本自然発酵のおいしい酢フンドーキンの無添加有機あわせみそ、ジャムはサンジュリアーノ・マーマレード、ヨーグルトは豆乳グルトなど、決まって買っているものも多いですよ」

麻生さんが「ゆる精進料理」のレッスンを始めたきっかけは?

「レッスンを始めたのは、私自身が精進料理を知らずに育ったからです。たまたま旦那さんの実家がお寺だったので、精進料理を知ることになりましたが、日本の伝統的な食材・調理法は本当にカラダに優しいものが多いなと思いました。最初の3年ほどは、週末のお休みを利用して料理教室をしていました。

ゆる精進料理のレッスンをするうえでは、精進料理を身近に感じてもらえるよう、また毎日家庭でも作ってもらえるよう、スーパーにある食材・調味料で作れるものを、時短でおいしく作れるものを…と気をつけています」

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野菜や乾物がふんだんに使われ、低カロリー、食物繊維たっぷりの精進料理。初めて自分で作って食べた時の印象は、「どちらかというと洋食文化で育った私にとっては、とてもダイエットフードだ!と感じました」という麻生さん。
そんな精進料理を、頑張りすぎず、家庭でできるレシピで味わえる麻生さんの「ゆる精進料理」。まずは、麻生さんのお子さんたちも大好きという白和えから試してみたいですね。

麻生怜菜さんへのQ&A

ブログを始めたきっかけは?

「ブログは2009年に始めました。結婚準備中にさすがに食に興味を持った方が良いかなと思って、モチベーション維持のため、作ったものや食べたものを備忘録的に書き始めました。今回の取材をきっかけに最初の投稿を振り返ってみたら、食の仕事ができますように、と書いていました。叶ってよかったです」

大好物といえば?

「さつまいもです。さつまいもを使ったさつまいもきんちゃくは、料理教室でもよく作ります」

インテリアやライフスタイルなど参考にしているものは?

「ライフスタイルは、結婚当初から栗原はるみさん。主婦業を前提に、お料理の活動をされている姿を尊敬しています。インテリアは、IKEAや無印良品など。旦那さんの職場や、子どもの通園に合わせて引越しが多いので、家具はシンプルなものを選ぶようになりました。テーブルはACTUS(アクタス)です。いつか定住することになったらこだわりたいですね」

お料理以外で、リラックスタイムの過ごし方は?

「カフェでゆっくりする時間が好きです。読書をしたり、朝と夕方に2回カフェに行くこともあります。あとは、子どもとのデート(ゆっくり朝ごはんを外で食べてから、子どもの習い事に行ったりしています)、主人との飲み会(毎週土曜日の子どもが寝た後で、おうちワイン会をしてます)も、大切なひと時です」

あそれいさん(麻生怜菜さん)のプロフィール

▼あそれいさんのmyレシピブックを見る
https://www.recipe-blog.jp/profile/asorei

精進料理研究家、「あそれい精進料理教室」主宰。結婚後、ご主人の実家がお寺であったことをきっかけに伝統的な和食、とくに精進料理に興味をもち、「カラダに負担をかけない精進料理の調理法やシンプルな味つけで、植物性の食材を使い毎日続けられる精進料理生活、という私なりの解釈です」という“ゆる精進料理”を提案。『寺嫁ごはん~心と体がホッとする“ゆる精進料理”~』(幻冬舎)が発売中。

▼あそれいさんのブログ『寺嫁ごはん』を見る
https://ameblo.jp/reina-a/
▼あそれいさんのInstagramを見る
@reinaasou

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