ちらし寿司で使うこの木桶の名前、ご存じですか?~松山絵美さんのお気に入り
松山絵美さんのお気に入り「飯台(はんだい) 五合」
ちらし寿司や混ぜご飯がどっさり入った木の桶、一度は目にしたことがありますよね。あの桶は、「飯台(はんだい)」が正しい名前なんです。松山さんがお使いの飯台は、お母さまから受け継いだもの。飯台の懐かしい思い出や、おいしいちらし寿司レシピ、そしてちらし寿司以外での飯台の素敵な使い方などを教えていただきました。
もともとはご実家でお使いだったものだそうですね。
「はい、私の実家で母が使っていたものを2年前に受け継ぎました。母の作ったちらし寿司や鮭寿司が大好きだったので、飯台が用意されてるとワクワクしたのを覚えています。酢飯を作る時は私がうちわでパタパタあおぐ係で、お酢の香りにむせながら、母と笑い合って支度をする時間が大好きでした。これは2代目で私が子どもの頃のものではないのですが、この形を見ると思い出しますね」
それにしても迫力ありますね!
「直径33cm、5合入るサイズです!」
洗い方、お手入れなどで気をつけていることはありますか?
「使い終わったら早めに洗ってしっかり乾かす事と、使う前にサッと濡らしてから使うようにしています。しまう時は新聞紙や模造紙に包んでしまっています」
飯台といえば、やっぱりちらし寿司。松山さんのおすすめのちらし寿司レシピを教えてください!
「混ぜ込む具も、のせる具もたっぷり!が我が家流です。今回はお刺身をたっぷりのせたのですが、ごはんに混ぜ込んであるのは我が家の定番「万能ちらし寿司の具」です。たけのこの旬の時はたけのこを入れたり、山菜を入れたり、旬のものをプラスしてつくるとまた楽しいですよ!
この万能ちらし寿司の具、私はいつもたくさん作って小分けに冷凍しているので、いつでもちらし寿司を食べれますし、玉子焼きに入れたり、そしてマッシュポテトに混ぜて和風コロッケの具にしてもおいしいんです」
お子さんたちもやっぱり“ちらし寿司好き”なんですか?
「家族そろってちらし寿司が大好きです!なので、たくさんつくってもすぐ売り切れてしまいます。私の小さい頃と同じで、やっぱり飯台を用意していると子どもたちがワクワクするのがわかりますし、うちわでを持ってきてパタパタとお手伝いしてくれるのもうれしいですね」
ちらし寿司以外での飯台の使い方のアイデアも、ぜひ教えてください!
「大皿に見立てて小鉢をずらりとのせて和のおもてなしに使ったり、タライのように氷を入れて日本酒を冷やし、冷酒をお出しした時は好評でした!あとは、バーベキューの時にこの飯台に氷水を張ってトマトやキュウリを冷やしておくと、子ども達が喜んで丸かじりしてくれます。
他には、ホームパーティーで韓国をテーマにしてナムルやチヂミなどを飯台に盛り合わせたり、ワインに合わせてチーズやバゲット、パテなどを盛り合わせたり、あえて和のものではないオードブルを作るのも面白いなと思っています。どんなお料理も、とにかくドーンと出せるのがいいですよね!」
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かつては松山さんのお母さまが使い、そして今は松山さんご自身がお子さんたちと囲む大切な飯台。これからも、たっぷりのお料理と素敵な思い出を運んでくれそうですね。2.5合(1~2人サイズ)と手ごろな大きさのものも市販されている飯台は、SNS映えするキッチンアイテムとしても注目です!