包丁だってお洒落に収納したい!~こっぷんかぁちゃんの「世界一楽しいわたしの台所」
こっぷんかぁちゃんの「世界一楽しいわたしの台所」
落ち着いた色合いで統一して、居心地アップ!
お住まいになって20年ちょっと、というこっぷんかぁちゃんのご自宅のマイキッチン。表情のある細長い窓にレンガ調の壁紙、さりげなく置かれたグリーン、そしてブラウンでまとめた棚や冷蔵庫…。その一つひとつが、ナチュラルカントリーな雰囲気を演出しています。
「使うものを仲間で分類して、ものを探したりあちこち動いたりすることがないよう、ストレスなく作業が出来るように気をつけています」と、落ち着いた色合いと相まってとにかく居心地がいいキッチンなんです。
「とにかく、作業する時に食材や調理器具などが広く置けるようにしておきたいんです」と、IHコンロまわりはさい箸やターナーなど必要最低限のアイテムだけをセット。よく使うフライパン、木ベラなどは取り出しやすく、邪魔にもならないよう吊るす収納に。
「元々は白いタイルだったのですが、汚れが目立ちやすいので、ホームセンターで買った壁紙を貼りました」というブラウンのレンガ調の壁に、フライパンやミルクパンがかかっている様子って絵になりますよね。
ちなみに、壁にかかっている木ベラは、「もう25年くらい使っているもので、ちょうど私の力が入る角度に磨り減っていて、ほんとに使いやすいです!」とのこと。
マスタードカラーのSTAUBは、レシピブログのレシピコンテストで準グランプリに輝いた時の思い出のものとか!
古き良き包丁は、大正生まれのおばあさまのもの
シンク横の壁には、マグネットバーを貼って包丁とキッチンばさみを収納。以前はシンク下の扉に刃を差し込んで収納していたものの、「柄の部分だけで引き抜くと使いたい包丁ではなかったりする時があるので、子供も大きくなったし、あとは乾燥させておきたいのもあって外に出しておくことにしました」
使いやすくてお気に入り、という包丁はどれも使い込んでありますね。じつは、3本とも結婚したときに同居していた義理のおばあさまが使っていたものとか。「とくに菜切り包丁は鋼製で錆びるし、少し重いのですが最高に使いやすく、刃が垂直に下ろせて野菜が真っ直ぐに切れ、薄切りもしやすいです。もう手放せません!」
おばあさまから譲り受けた切れ味。「大正生まれの義祖母が使っていたもので、砥石で研いで大切に使ってきました。丈夫にできていますし、古き良きものは長持ちさせたいですね」
よく使う食器ほど、真ん中に
20年以上、こっぷんかぁちゃんのキッチンを見守ってきた食器棚。よく使う食器ほど真ん中に、値が高いものは一番上の棚に収納。「値が高いものは上の取りづらいほうに。気をつけて慎重に取るから落としにくいんです」
100円ショップのものでも、ブランドのものでもこだわりなく、食器は形や色を見て気に入ったら買うことに。写真は棚のうちでもよく手が伸びるエリアで、森正洋さんのデザイン食器や、白山陶器の平茶碗、カレーなどがすくいやすいフチ付きのユニバーサル食器などが並びます。
向かい合うよりも和みます、ベンチタイプのダイニング
「L字型のベンチ椅子なので、向かい合うよりも和むみますね」というダイニングは、角の壁に沿って椅子が置いてあるので、デッドスペースが生まれずに部屋の空間が広く感じるのもいいところ。そのうえ、テーブルの天板の下、ベンチの背もたれ、そして座る部分にはすべて収納スペースが隠れています。
テーブルの天板は、「以前は子連れでママ友ともよく集まっていたのですが、子供が大きくなり昔ほど大人数で集まることが少なくなったので、大きかった天板を一回り小さくしたくて」とDIYで付け替えたもの。
ホームセンターで板をカットしてもらい、角をヤスリで丸め、油性ペンキを塗っては濡れた布で拭き…。使い込んだ色あせた風合いで、ベンチや床の色合いともぴったり。とってもいい感じです。
お仕事ではカフェのキッチンで腕をふるうこっぷんかぁちゃん。ブログには、地元の味「肉汁うどん」(取材チームも熱々をいただきました!)や「変わりご飯」から、「ゼラチンなしのチョコムース」まで、家庭の味から和洋中、そしてスイーツまで、娘さんたちを笑顔にしてきたレシピが並びます。
「今は1年中買える野菜が多いので、旬の野菜が分かりにくくなっていることが、便利なようで便利ではないような…」と、こっぷんかぁちゃん。旬のものを旬に食べる、当たり前のことですが、味も栄養もやっぱりこれが一番ですよね。「旬の食材を使うレシピをご紹介して、そこから毎日のご飯作りのアイデアを1つでも見つけてもらえるといいなあ、と思っています」。居心地のいいキッチンからは、今日もやさしいお料理が生まれます。
あの人気料理家さんのプライベートキッチンも登場♪
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