節約の達人は、キッチン収納にも“なるほど”が満載！あおにーなさんのMyキッチン
あおにーなさんの「世界一楽しいわたしの台所」
——まずは、キッチン全体のテーマやこだわりを教えてください
「数年前、当時高校生だった娘の夏休みの家庭科の課題に“コラボ”するかたちで、キッチンのDIYに挑戦しました。私の好きな青を基調に、壁や棚の寸法を測って設計図を書き、ネットで購入した壁紙をカットして貼り付けたり、100均で細かなアイテムをそろえてレイアウトしたり…。娘と一緒に毎日少しずつ手を入れていくうちに、以前にも増して思い入れのある空間になりました。娘のほうが器用で、壁紙を貼るのは私よりも上手でした（笑）」
——お気に入りのポイントは？
「まずお気に入りなのは、IHコンロから流し台にかけてのこの景色です。料理をするときの私のコックピットのような場所で、家にいるときにはほぼここに立っているというくらい愛着のあるスペースです。隣のリビングの大きな窓から光がたっぷり入り、日中はずっと明るいんですよ」
「DIYでリメイクしたキッチンボードもとても気に入っています。カトラリーを入れている引き出しには青いモザイクタイル柄の壁紙を貼ったんですが、長年使っていたキッチンボードがまるで生まれ変わったようでした。その下のスペースは扉を外し、突っ張り棒を使って青い布を取りつけ、カーテンのように目隠しにしています」
毎日の調理で使うものはすべてコンロのそばに
——キッチンツールの収納のマイルールといえば？
「こまめに出したり入れたりするのが面倒なので、よく使うものは“見せる収納”が基本です。お玉や菜箸、ターナーはキッチンツールスタンドに立たり、トングやキッチンバサミはフックで壁にかけたり、毎日の調理で使うものはすべてコンロのそばに。シリコンのふたやカッティングボード、ふきんを吊るすのにはピンチ付きハンガーを使っています。
鍋やフライパン、頻繁に使わないものや細かいものは引き出しに収納。鍋もフライパンもどうしてもかさばるので、数が増えないよう普段使うものだけを手元に置き、壊れたり、使えなくなったりしたら買い替えるようにしています」
——コンロまわりの調味料収納には工夫があるそうですね
「おしゃれな調味料ラックを置きたい気持ちはあったのですが、コンロのそばだとどうしても油でベタついて、掃除の手間が増えますよね。それで今は、ティッシュ箱に好きな壁紙テープを貼って、使い捨てのケースとして活用しているんです。汚れてきたら新しいケースを作って交換するだけ。手間も最小限ですし、気に入ったデザインを気軽に楽しめるので、一石二鳥だなと思っています」
——お使いの食器の収納もご紹介をお願いします
「普段の食事用の食器や、撮影用の食器はキッチンにあるこの棚にまとめています。料理の仕事をするようになって食器がかなり増えたので、年に1回ほど、棚卸しのつもりで整理整頓をするのがルーティンになりました。カップ類は1段目、ふだんの食事でよく使う大きさの食器は、取り出しやすい2段目か3段目に入れてあります。
ちなみに、私のお気に入りの食器は上から1、2段目の左側に収納しています。以前、お気に入りを家族にうっかり割られてしまい、すごく悲しかったことがあって…。それ以来、家族が使う食器と、私専用のお気に入りは分けてしまうようになりました。お気に入りの器で食べる時間は、自分へのちょっとしたご褒美ですね」
——食器はどんなものがお好きですか？
「温かみのある青や白、ベージュが使われている、やさしいテイストのものが好きです。豆腐入りで冷めてもふわふわのデミハンバーグを盛り付けたのもお気に入りの1枚です。食器は近所の雑貨屋さんを探したり、陶器市などのイベントに出かけて買ったりしています」
——お気に入りのキッチンツールをご紹介お願いします
「ペティナイフと竹のまな板です。大根や白菜など大きいものを切るとき以外、ほぼすべての食材をカットするのに使っているのがこのペティナイフです。先がとてもとがっていて切りやすく、まるで自分の指のように思いどおりに動いてくれるんです。
まな板は、ショッピングモールのキッチンツール市で買った1000円くらいのものです。わが家のキッチンにちょうどいいサイズで、流し台の水切りかごにベストフィット。切るときにトントンと響く音も心地よくて、今ではすっかり手放せない存在です」
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「今は娘は1人暮らしをしているので、同じ時間にそれぞれのキッチンに立って、ビデオ通話をしながら一緒に料理をすることもあります。私が娘の家に行っていたときは、家にいる息子がビデオ通話で料理のやり方を聞いてきたこともありました。そうやって子どもたちが作る料理はどれもめちゃくちゃおいしくて、とっても頼もしいです！」と語る、あおにーなさん。節約献立が生まれるキッチンは、あおにーなさんにとって、ご家族との愛しい時間を育む大切な場所でもあるんですね。
（記事中キッチン撮影／あおにーなさん）
フーディストノートアンバサダー。簡単・時短料理、作りおき料理研究家。スーパーにある食材や調味料を活用し、1週間4人分を予算3,000円台で作れる節約レシピが人気。作りおきレシピシリーズの第2弾『毎日2品の作りおき献立レシピ』（KADOKAWA）が好評発売中。
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