
1kgのボリュームを作り置き!「鶏もも肉の甘辛煮」の作り方
こんにちは、筋肉料理人です。
今日は、鶏もも肉を1㎏使った大量調理、「鶏もも肉の甘辛煮」をご紹介します。
九州には、鶏肉を使った郷土料理がたくさんあって、福岡県古賀市には「鶏すき」と鶏の「石瓦煮」があります。どちらも作り方に特徴があって、鶏肉を砂糖にからめて冷たい状態から加熱し、鶏肉から出た水分で煮込んでいきます。この方法で作った鶏すきは旨味が強くておいしく、鶏の「石瓦煮」は濃いめの甘辛味で保存性が高いです。
今回ご紹介する「鶏もも肉の甘辛煮」は、この鶏の「石瓦煮」をアレンジしたもので、鶏もも肉に砂糖と酢をからめ、冷たい状態から加熱し、その後にしょうゆを入れて仕上げます。こうすることで鶏もも肉がやわらかに、甘辛で食べ応えがあるけど、さっぱり感もある味に仕上がります。ご飯やビールにとてもよく合いますよ。
「石瓦煮」のオリジナルレシピでは常温保存を前提にしているので、かなり濃い味付けですが、今回は冷蔵保存用に濃すぎない味付けにしています。
「鶏もも肉の甘辛煮」レシピ
調理時間
30分
分量
8~10人分
材料
- 鶏もも肉…1kg
- しょうゆ…大さじ5
- 砂糖…大さじ5
- 酢…大さじ2と1/2
- しょうが…20g
- たかのつめ…1本
- 刻みねぎ、白いりごま…適量
作り方
1. 鶏もも肉は大きめ(から揚げくらいの大きさ)に切ります。
2. 切った鶏もも肉をフライパンに入れ、砂糖と酢をまぶして混ぜ、5分なじませます。
3. しょうがはせん切りにします。
※しょうがは皮ごと使っても大丈夫です
4. 2のフライパンに種を取ったたかのつめを入れてふたをし、強めの中火にかけます。煮立ってきたらふたを空けて混ぜ、再びふたをして3分加熱します。
5. ふたを外してしょうゆを加え、混ぜながら煮ます。煮立ったらフライパンの中央の鶏もも肉を端に寄せます。その状態で煮立てると、沸騰した泡に押されて浮いた脂が中央に集まるので、お玉ですくいます。
※脂をすくうことでカロリーカットになります
6. 脂をすくったら、混ぜながら煮たてて煮汁の水分を飛ばします。水分が減ってきたらしょうがのせん切りを加え、煮汁が5mmくらいになるまで煮詰めたら皿に盛ります。
刻みねぎと白いりごまをちらしてできあがりです。白いりごまは指先でひねると香りがよくなりますよ。
「鶏もも肉の甘辛煮」の完成です!
砂糖と酢にからめ、冷たい状態から加熱した鶏もも肉はやわらかく、甘辛味がちょうどいい感じ。ご飯、ビールのつまみにバッチリいけます。味が濃すぎず、しょうがと酢の風味で食べやすいのがいいです。
元ネタの「石瓦煮」は丸鶏をつぶして内臓も入れ、調味料も倍くらい使って作る、常温保存を前提にした料理ですが、今では冷蔵保存が当たり前なので、調味料の量を半分程度にしています。
このレシピは、おかずとしてなら10人分以上ありますので、冷蔵保存で3~4日を目安にして、それ以上保存する場合は1人分ずつラップして冷凍しておくといいでしょう。電子レンジで解凍して食べるのもよし、お弁当に凍ったまま入れるのもおすすめです。「鶏もも肉の甘辛煮」をぜひお試しください。