七草がなくてもOK!気分を楽しむ「ささみと彩り野菜のお粥」レシピ
こんにちは、筋肉料理人です。
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、新年最初にご紹介する料理は、七草を買わなくても「七草粥」の雰囲気が楽しめる「ささみと彩り野菜のお粥」です。
使う食材は、ささみとミックスベジタブル、冷凍ほうれん草。あっさりですが旨味があっておいしいお粥です。たんぱく質と野菜を摂れて、正月のごちそうで疲れた胃腸にもやさしいです。
七草粥
七草はせり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろのことで、七草粥は毎年1月7日の人日(じんじつ)の節句の朝に無病息災(病気をしないで元気でいられるように)の願いを込めて食べる料理です。
小学生のころ、学校でそう習ったから七草を入れるのが当たり前と思っていましたが、そもそも寒い地方では1月に七草を集めるのは難しいです。昔はその地方独特の七草粥があったそうで、精進でなく魚やくじら肉、鶏肉やうさぎの肉を入れたのもあったそうです。
ならば、七草がそろわなくとも、あり合わせの材料でお粥を作ったらいいんじゃない?そう思って作ったのが今日のレシピです。
冷凍のミックスベジタブルと冷凍ほうれん草を使い、あっさりしたささみも入れます。味付けは鶏がらスープの素にかつおぶしです。ほうれん草は冷凍を使っていますが、フレッシュの物でももちろん大丈夫です。
「ささみと彩り野菜のお粥」レシピ
調理時間
20分
分量
2~3人分
材料
- 鶏ささみ…2本
- ご飯…200g
- 冷凍ミックスベジタブル…100g
- 冷凍ほうれん草…50g
- 鶏がらスープの素…大さじ1/2
- かつおぶし…小パック1
- 片栗粉…小さじ1/2
- 塩…適量
作り方
1. ささみは筋を取り、小さめの削ぎ切りにします。塩小さじ1/5くらいを振りかけ、片栗粉をまぶします。
※筋はつまんで両脇を筋にそって切り、まな板に押し付け、包丁の背でしごくようにして取ります
※ささみは片栗粉をまぶすことで、ゆでてもパサつきにくくなります
2. 1~2人用の土鍋に水2カップ、鶏がらスープの素を入れて火にかけ、沸騰したら1のささみを一つずつ入れ、ご飯、冷凍ミックスベジタブルを凍ったまま入れます。さっと混ぜたらふたをして7~8分、軽く煮立つ火加減で煮ます。
※ご飯は最初に混ぜ、その後はできるだけ混ぜないようにします。混ぜ過ぎるとご飯粒がつぶれてしまいます
3. 冷凍ほうれん草を凍ったまま入れ、かつおぶしも入れます。
さっと混ぜて再沸騰したら味見をします。塩気が足りなければ塩を軽くふってできあがりです。
「ささみと彩り野菜のお粥」の完成です!
ささみとかつおぶしの旨味を入れたお粥は、あっさり薄味ですが旨味があり、たっぷり入れた野菜とささみで適度な食べ応えがあっておいしいです。
分量は2~3人分にしていますが、2人分でもちょうどいいい感じかなと思います。今回は冷凍野菜を入れていますが、例えば大根、にんじん、ごぼう、青菜、白菜等、冷蔵庫にある野菜を刻んで150g入れてもよいです。あり合わせの野菜でも十分ではないでしょうか。七草なし、精進でもないお粥ですが、ぜひお試しください。