バレンタインにぜひ焼いてほしい!「ふんわりチョコパン」レシピ
はじめまして。「作業時間10分!日々パン先生の『ドデカパン』簡単アレンジ」の連載12回目を担当させていただきます、川瀬明子です。
岐阜県本巣市を中心に活動する“日々パン先生”の私が今回ご紹介させていただくのは、バレンタインにぜひぜひ焼いて欲しい!「ふんわりチョコパン」です。
わが家は、夫と小2と小4の息子の4人家族です。「焼き立てパンが家で食べられるってすごい!」と褒めてくれる夫。チョコ大好きな次男。チョコは苦手だけどお母さんの焼いたチョコパンは好きな長男。バレンタインは、何をあげようかな?と迷うこともなく、毎年パンを焼いています。
今回紹介する「ふんわりチョコパン」は、溶かしバターが入ったドデカパン生地でもリッチなふんわり食感のパンです。そこに板チョコ一枚を割って入れているのでどこを食べてもチョコが出てきます。(偏るとパンだけの部分もありますが、生地がおいしいから問題なし)焼き立てはチョコがとろりん溶けて、冷めても生地がやわらかチョコの食感が楽しい、おいしいパンです。
見た目は冴えないパンですが、なるべく生地を触らず、三つ折りして切るだけなのもふんわりおいしく焼く秘訣です。お皿に盛って、「みんなで食べてねー」がわが家流。プレゼントするなら、かわいくラッピングするのもおすすめです。
今年のバレンタインは、大切な家族や友達に「ふんわりチョコパン」を贈ってみてはいかがですか?吉永麻衣子先生考案「ドデカパン」アレンジ、「ふんわりチョコパン」の作り方をご紹介させていただきます。
「ふんわりチョコパン」レシピ
調理時間
15分
分量
4人分
材料
・強力粉…185g
・ココア…15g
・塩…3g
・砂糖…20g
・インスタントドライイースト…3g
※今回は赤サフを使用してます。(砂糖が多めの生地なので、あれば金サフがおすすめです。よりふんわりします)
・水…120g
・牛乳…50g
・溶かしバター…10g
・板チョコ…1枚
作り方
<こねる>
保存容器(1000ml前後の直方体・立方体)の中に強力粉・ココア・塩・砂糖・インスタントドライイーストを入れ、スプーンで均一に混ぜておく。水と牛乳をあわせて、保存容器の中に8割ほど入れてスプーンでぐるぐる混ぜる。粉っぽいところにめがけて残りの2割を入れ、全体が均一になるまで混ぜる。溶かしバターを最後に入れ、光沢がなくなるまで混ぜる。割っておいた板チョコを散らして、生地を折りたたんで表面を平らにならす。保存容器のふたをしめる。
※見ていた息子も混ぜ混ぜ一緒に!
<一次発酵>
冷蔵庫の中に一晩(8時間以上)置く。
※一日に一回水で濡らしたスプーンで混ぜれば5日間保存可能です
※8時間後の状態がこちらです
<成形>
打ち粉を多めに振って、生地と保存容器の間にドレッジ(カード)を差し込み、隙間を作る。保存容器を裏返し、生地が出てくるのを待つ。手前と奥から折りたたみ三つ折りにする。ドレッジで縦半分にしてから、それぞれ4つずつに切る。くっつかないアルミホイルを敷いた天板に移す。
※ドレッジを使って手早く移動する
<焼成>
1200Wのトースターで12分ほど焼く。表面が焦げそうな場合は、途中でアルミホイルをかぶせる。
※焼成時間は、お使いの機材により適宜調整してください
焼き上がりの甘い匂いに誘われて息子がやってきました。材料もスーパーで買えるものでそろえることができ、スプーンで混ぜ混ぜしただけなのに、ふんわり生地ととろりんチョコでおいしいパンが焼けました。
前日に生地を混ぜておいて、バレンタイン当日は切って焼くだけです。朝から焼き立てはもちろん、冷めてもおいしく食べられるのでプレゼントにもぜひどうぞ!
今年のバレンタイン、自分のために焼くのもいいですね。おいしいコーヒーと一緒に食べるのが私のお気に入りです。
パン作りをしたことない方、パン作りって面倒くさそうと思ってる方に、一度は試してみてほしいドデカパン。
きっとパン作りを通して、楽しい時間とおいしい笑顔が増えますよ。
岐阜県本巣市を中心に活動する日々のパンの講師。幼稚園や保育園などで“出張パン教室”を開催。また、カルチャーセンターでのパン講座や防災パン講座などの他、マルシェなどでも日々のパンをお伝えしています。自宅教室は、のんびりペースで開催してます。