これで完璧!もう迷わない「クリスマス」料理の決め方とおすすめレシピ
こんにちは!かな姐です。
前回の記事を読んだわたしの妹から、わたしの密かなこだわり(調味料のもったいなさについて)に関する共感のLINEが来ていました。
読者さんの中にも共感してくださる方多数!わたしのレシピの密かなこだわりに以前から気づいてくださっていた方、ありがとうございます。
さて、ありがたいことに今月からこちらの連載は月に2回更新することになりまして。それもこれもいつも読みに来てくださっている読者のみなさんのおかげです。ありがとうございます。
これからも頑張って書きますのでよろしくお願いします。
今回のお悩みはこちらです。
クリスマスにごちそうを用意しようと思っているのですが、毎年クリスマス料理の献立に悩みます。気負わずに作れるおすすめの献立を教えてください。
というわけで、もうすぐ来るクリスマスの献立について!
以前から献立に関するお悩みはちょくちょくいただいていたのですが、特にイベントのとき献立ってちょっと悩みますよね。
今回は、献立を考えるポイントとおすすめの献立をご紹介していきたいと思います。
クリスマスの献立の考え方
基本的に洋食の献立は、外食のときにいただくコース料理を参考に組み立てるととてもイメージしやすいと思います。
・前菜
・スープ、サラダ、パン
・メイン料理
・デザート
といったコース料理が一般的かと思いますが、1から全部手作りにするとかなり時間もかかりますし、あれもこれも作らなきゃ!って思うと買い物も大変なので、市販のものやすぐに食べられる盛り付ければいいだけのものを組み合わせたりしながら、考えるとよいと思います。
過去のわが家のクリスマスの食卓の献立から見てみますと、
前菜:チーズの盛り合わせ
スープ、サラダ、パン:ミネストローネ、野菜のリース仕立て、パン
メイン料理:ローストビーフかチキンレッグのオーブン焼き
デザート:買って来たケーキ(写っていませんが)
前菜:フルーツとマスカルポーネチーズ
スープ、サラダ、パン:にんじんのスープ
メイン料理:ドリア、フライドチキン
デザート:ケーキ
前菜:生ハムチーズ
スープ、サラダ、パン:ウインナー入りのクリームスープ、キャロットラペ ※ご飯があるのでパンはなし
メイン料理:バジルチキン、焼き野菜、ご飯
デザート:市販のケーキ
前菜:芽キャベツのグリル、洋梨とチーズのリース仕立て
スープ、サラダ、パン:ミネストローネスープ、ベビーリーフとヤングコーンのサラダ、パン
メイン料理:チキンレッグのオーブン焼き
デザート:市販のケーキ(写っていませんが)
まずメイン料理を何にするかを決め、そこからご飯に合わせるのかパンに合わせるのか(それともドリアやパエリアみたいなものにするのか)を考え、ボリュームやバランスを考えます。
献立を考えるときは、どれもこれもメイン級だとしんどいので、味の濃いもの、こってりしたもの、さっぱりしたもの、野菜がたっぷり摂れるもの、お酒に合うものなどを組み合わせていく感じ。
今回のご質問の中には「気負わずに」というワードがありましたので、こんな感じで考えてみました。
メインは牛肩ロースの塊肉(これはステーキ用として売られていました)で、これを使ってビーフシチューを作ります。普段のビーフシチューより少し特別感を出したいので、塊のお肉を使い、ごちそうっぽく!玉ねぎ、しめじ、デミグラスソース缶、赤ワインなどを使います。
ビーフシチューはメインであり、スープでもあるのでスープは省略。
合わせるのはパンにしたかったのでバゲットを用意し、これに合わせて一緒にチーズも買いました。
前菜にはぶりのカルパッチョを作ることにし、お刺身用にカットしてあるぶり、そして洋梨も買いました。ハーブ類があるとよりおいしいので、ディルやイタリアンパセリなども用意します。
デザートは今回は省略しましたが、クリスマスには市販のケーキなどを用意する想定です。
お料理が決まったら、お皿を決めます。
木のボードにはバゲットとチーズを、黒いお皿にはカルパッチョを、白いお皿はビーフシチュー、茶色の木のボウルにはサラダを盛り付けるイメージをしました。
ぶりと洋梨のカルパッチョはお皿に並べるだけ(ディルをちぎってのせ、くるみを手で砕いて散らす、塩、オリーブ油、レモン汁)、
サラダもちぎったり切ったりして盛り付けるだけ(市販のドレッシングをかけて)。
レタスやサニーレタスでもいいですし、トレヴィスは紫と白なのでちょっとおしゃれな見た目に。キウイの代わりに他の野菜や果物を混ぜてもいいと思います。
バゲットやチーズも盛り付けるだけ(小皿に入れたのははちみつ)、
ビーフシチューはブロッコリーやじゃがいも、にんじんなどを入れて色とりどり賑やかに仕上げてもいいんですが、あれこれお買い物も大変だし、あえて一色に抑えることで、シックな色合いが全体的に大人っぽいクリスマスを演出してくれます。
クリスマスっていうと、赤と緑のイメージなので、ブロッコリーとミニトマトをお使いの方も多いかと思うのですが、ポイントとしては全体を見たときのバランス。
全部のお皿を賑やかな色合いにしてしまうと、かなり派手になってしまうので、賑やかなお皿は1皿か2皿くらいにし、あとは地味な色合いにしておくと全体のバランスがよくなると思います。
これプラス、食後にケーキなどのデザートがあれば。
最後に、気負わず作れるけどごちそう感もあるビーフシチューのレシピです。
「気負わず作れるごちそうビーフシチュー」レシピ
分量
4人分
材料
牛肩ロース塊肉(ステーキ肉など)…450g
玉ねぎ…大1個
しめじ…1パック
バター…10g
赤ワイン…100ml(※飲めるものを選んでおくと、あとで一緒に楽しめます)
水…150ml
デミグラスソース缶…1缶
塩、ブラックペッパー…適量
作り方
1. 玉ねぎはくし形に、しめじは石づきをとって小房に分け、鍋にバターと一緒に入れて中火にかける。ふたをして蒸し焼きにしながらしっかり茶色い焦げ目をつけ、たまにかき混ぜて加熱する。
2. その間に牛肉を角切りにして塩、ブラックペパーを振る。1に牛肉を加え、色が変わるまで炒めたら、赤ワインを注いでひと煮立ちさせ、水を加えてふたをし、30分ほど煮込む。
※その間にお皿の準備、カルパッチョやサラダ作り、バゲットを切るといった作業を進めます
3. デミグラスソース缶を加え、5分ほど煮る。味をみて塩を加える(小さじ1/3~1/2くらい)。
過去のわたしのレシピの中には、クリスマスにおすすめの骨付きチキンのオーブン焼きや、ローストビーフなどもありますので、よかったら参考にしてみてください。
クリスマスに何を作ろうかなーって考えるのもまた楽しいひとときです。
素敵なクリスマスになりますように!