20分煮込んでとろとろに!「手羽先とほうれん草の水炊き」レシピ
こんにちは、筋肉料理人です!
今日は手羽先と冷凍ほうれん草を使った水炊きをご紹介します。
手羽先を水から煮込み、かつおだしの素で風味を加え、豆腐と冷凍ほうれん草を入れるだけ!これだけで旨味たっぷり、とろとろの手羽先がおいしい鍋が作れます。これから秋も深まり、夜は冷えてくる季節ですので、そんなとき手軽に作れる鍋レシピとしてお役立てください!
水炊きとは?
水炊きとは肉や野菜を水から煮込んで作る鍋料理で、各地にいろいろなレシピがありますが、私の地元である佐賀では、ぶつ切りにした鶏肉を水から煮込み、その後に野菜を入れ、ポン酢しょうゆ、薬味で食べることが多いです。手軽に作れて材料費も安いので、子どものころから家で食べる鍋はこのスタイルが多かったです。
基本的にコスパのよい鍋料理なんですが、今年は酷暑の影響で物価が上がり、野菜も高騰しています。気軽に買い置きしにくい状況なので、保存がきき、価格が安定している冷凍ほうれん草を使ったのが、今回のレシピです。水炊きには昆布を入れて旨味を引き出すことが多いですが、今回は冷凍ほうれん草を使うので、ほうれん草と相性のよいかつおだしの素を入れました。かつおだしの素にはカルシウム入りのものもあるので、栄養価を補いつつ、かつおだしの風味でほうれん草のえぐみを和らげることが期待できます。
「手羽先と冷凍ほうれん草の水炊き」レシピ
調理時間
30分
分量
1人分
材料
手羽先…4本
絹豆腐…150g
冷凍ほうれん草…150g~お好みで
日本酒…1/2カップ
かつおだしの素(顆粒)…小さじ1/2~お好みで
ポン酢しょうゆ…適量
刻みねぎ、七味唐辛子…適宜
そうめん(締め用)…1~2束
作り方
1. 土鍋(1~2人用)に水500mlと日本酒1/2カップ、手羽先を入れて火にかけます。煮立ったらアクをすくい、ふたをして弱火で20分煮ます。
※日本酒を加えた水で冷たい状態から煮ることで、手羽先の臭みを抜きます。手羽先は20~25分煮ることで、コラーゲンがとろとろになり、骨から身がするりと外れるやわらかさになります
2. 20分煮たところでかつおだしの素(顆粒)を溶かし、一口大に切った豆腐を入れます。その後に冷凍ほうれん草を入れ、軽く煮立ったらできあがりです。
具を小鉢に取り、お好みでポン酢しょうゆをかけ、薬味をかけていただきます。
「とろとろ手羽先と冷凍ほうれん草の水炊き」の完成です!
手羽先は、25分くらい煮ると肉が骨からするりと外れるくらいにやわらかくなります。ポン酢しょうゆを少し付けて、刻みねぎや七味唐辛子をまぶして食べると、まさに激ウマ!皮はとろりとして、身はしっとりし、旨味がたっぷりです。
手羽先を煮るとスープにおいしいだしが出ますが、その鶏の旨味とかつおだしの旨味をまとった豆腐とほうれん草を一緒に食べると、これが予想以上においしいんです。ほうれん草は、かつおだし効果でえぐみが抑えられ、スープの旨味を吸ってさらにおいしくなります。冷凍ほうれん草の意外なおいしさに驚かれるかもしれません。
締めには雑炊も麺も合いますが、今回はそうめんを入れました。スープが減っている場合はお湯を足し、沸騰したところにそうめんを入れてゆで、鍋からすくっていただく「地獄炊き」です。そうめんには塩分が含まれているので、煮あがったら味見をし、塩気が足りなければかつおだしの素を少し入れると風味がさらによくなります。そうめんを入れる前に冷凍ほうれん草を少し足すのもおすすめです。
手羽先の旨味、かつおだしの風味を吸ったそうめんがおいしい!上の画像では、そうめんを2束入れて、かつおだしの素を小さじ1/2ほど足しました。食べ終わるころには体が温まり、軽く汗をかいていました。
今回は手羽先を煮て水炊き風にしましたが、お好みで豚しゃぶ肉で作ってもおいしいと思います。その場合は「常夜鍋」風になりますね。どちらもおいしいので、寒くなるこれからの時期にお試しください。