まろやかな辛味と旨味で大満足!「鶏むね肉のコチュジャン漬け焼き」
こんにちは、筋肉料理人です。
今日の料理は「鶏むね肉のコチュジャン漬け焼き」です。鶏むね肉をコチュジャンを使ったたれに漬け込み、フライパンで焼きます。コチュジャンのまろやかな辛味と旨味が鶏肉にしみ、そのままでは味気ない鶏むね肉が旨味たっぷりに仕上がります。
コチュジャンは韓国の甘辛みそ
コチュジャンはまろやかな辛味と甘味、しっかりした旨味が特徴の韓国みそで、韓国料理の定番調味料といえます。
甘辛の味が日本人にも合う調味料で肉料理はもちろん、炒め物、汁物などほとんどの料理に使えます。
例えば、キムチ鍋を作るときに最初にみそかしょうゆで薄めに味付けし、仕上げにコチュジャンをたっぷり入れると「これこれ、これだよ!」って味になります。
冷蔵で日持ちするので買っておくと便利な調味料です。瓶入りの他にチューブタイプもあって便利です。とりあえずはチューブタイプを使ってみて、たくさん使うようなら瓶入りを使うのがおすすめです。
「鶏むね肉のコチュジャン漬け焼き」レシピ
調理時間
35分(漬け時間は除く)
分量
2~3人分
材料
鶏むね肉…1枚(300g)
キャベツ…250g
にら…1/2束
かつおだしの素(顆粒)…小さじ1/2~お好みで
白いりごま…小さじ1/2
ごま油…小さじ2
A コチュジャン…大さじ1と1/3
A 日本酒…大さじ1
A 鶏がらスープの素、おろしにんにく…小さじ1/2
B コチュジャン…小さじ2
B 日本酒…大さじ1
作り方
1. 鶏むね肉はフォークで全体を刺して穴だらけにしてポリ袋に入れ、Aを加えて口をとじて調味料をもみ込みます。冷蔵庫で1時間以上、できれば一晩漬けこみます(一晩がおすすめ)。
※鶏むね肉は長時間漬けることで調味料が浸透して旨味が増します。そして日本酒の効果でやわらかくなります。コチュジャンに含まれる糖分にも肉をやわらかくする効果があります
2. キャベツはザクザクと大きめに切り、にらは5cmくらいに切ります。にらの根元の太い部分は別にしておきます。Bは混ぜておきます。
3. フライパンにごま油小さじ1をひいて、強めの中火にかけます。1の鶏むね肉の皮を下にしてのせ、ジュージューと音がしてきたら弱火にし、ふたをして8分加熱します。その後、鶏むね肉を返して8分加熱します。加熱が終わったらふたを外して5分以上置いて余熱で熱を入れ、粗熱を取って肉汁を落ち着かせます。
※鶏むね肉は焼く15~30分前に冷蔵庫から取り出し、温度を上げてください
※皮を下にして焼きはじめるのは、皮がはがれることを防ぐためと、皮の余分な脂を出してカロリーカットするためです
※フライパンの上で粗熱を取ることで余熱で熱が入り、加熱不足のリスクを減らせます。粗熱を取ることで中の肉汁が落ち着き、切ったときに流れ出しにくくなるので、よりおいしくなります
4. 鶏むね肉が焼きあがったら取り出し、フライパンを洗います。水気を拭き取って残りのごま油をひいて強めの中火にかけてキャベツとにらの根元を炒めます。さっと炒めたら混ぜ合わせたBをかけて炒め、調味料がなじんだら残りのにらを入れ、かつおだしの素をふりかけて炒めたら大皿に盛り付けます。
5. 3の鶏むね肉を薄めに切って4の上に盛り付け、白いりごまをちらしてできあがりです。
「鶏むね肉のコチュジャン漬け焼き」の完成です!
コチュジャンのたれに一晩漬けて蒸し焼きにした鶏むね肉は、調味料の効果と切らずにそのまま蒸し焼きにしたことでやわらかジューシー!たれがしっかりしみ、甘辛がきいていて、肉の旨味もしっかり感じておいしい。
韓国料理では野菜をたくさん使うことも特徴の一つで、今回は「鶏むね肉のコチュジャン漬け焼き」の添え物にキャベツとにらを合わせて炒めました。これも味付けのメインはコチュジャンですが、味のアクセントと旨味を入れるのにかつおだしの素(顆粒)を使いました。コチュジャンの甘辛もですが、かつおだしの素の海鮮風味がきいた薄味で、野菜の甘味がいきていてこれまたおいしい。鶏むね肉と一緒に食べると絶品でした。
韓国では料理に魚介の旨味を入れることが多いようで、今回はそれを真似て手軽なかつおだしの素(顆粒)を使いました。こうすることで、炒め物にも簡単に魚介の旨味を入れることができます。
日本では汁物の旨味入れに使うことがほとんどだと思いますが、野菜炒めとの相性のよさに驚くと思います。
お手軽に作れる韓国風料理、「鶏むね肉のコチュジャン漬け焼き」をぜひお試しください。