映画から飛び出したみたい♪親子で楽しめる簡単「ラピュタパン」レシピ
こんにちは!「作業時間10分!日々パン先生の『ドデカパン』簡単アレンジ」の連載7回目を担当させていただきます、宮田のりこです。
神奈川県で活動する“日々パン先生”の私が今回ご紹介させていただくのは、あの名作アニメ映画に登場した「ラピュタパン」のドデカパンアレンジレシピです。
わが家には、小学1年生の長男、年少の次男。元気いっぱいの男の子が2人います。
仲よく遊んでいると思ったら、すぐ喧嘩。怒ったり、泣いたり、笑ったり…息をつく暇もないほどにぎやかです。
今でこそ外遊びでエネルギーを発散できるようになりましたが、次男が生まれたのは新型コロナウイルスの流行、真っただ中。
そのため当時3歳になったばかりの長男も家で過ごすことが多く、せっかくなら一緒に映画を観よう!と、私が小さいころから大好きだったジブリ映画をたくさん観ました。
映画に出てくる食べ物はどれもおいしそうで「食べてみたいね」「作れるかな」とわくわくしながら話していました。
その中でもパンといえば、食パンに目玉焼きがのった「ラピュタパン」!
とはいえ、パンを焼いて、目玉焼きを作って…はちょっとめんどくさい。
食パンに生卵をのせて焼くとパンが焦げて卵が生…なんてことも。
しかし、今回のレシピはパン生地に卵をのせて一緒に焼けば、ちょうど同時に焼きあがってフライパンを洗う手間もなし!
「母さんすごい!」「映画から出てきたみたい!」なんて言われたら、ドヤ顔必至です。
パンが焼けるお母さんでよかった!と思える瞬間がまた増えました。
さあ、映画から飛び出してきたようなパンをトースターで!
みなさんもワクワクするひと時を手作りパンと一緒に過ごしてみませんか?
「ラピュタパン」レシピ
調理時間
15分
分量
2個分
材料
【生地】
・強力粉…200g
・塩…3g
・インスタントドライイースト…3g
・水…160g
【具材 ※成形時に使用】
・卵…2個
・マヨネーズ…適量
・塩こしょう…少々
・パセリ…お好みで
作り方
<こねる>
1. 保存容器(1000ml前後の直方体・立方体)の中に強力粉・塩・インスタントドライイーストを入れ、スプーンで均一に混ぜておく。
2. 水を保存容器の中に8割ほど入れてスプーンでぐるぐる混ぜる。粉っぽいところにめがけて残りの水を入れ、粉っぽさがなくなり、全体が均一になるまで混ぜる。表面を平らにならし、保存容器のふたをしめる。
※とても簡単なので、ぜひお子さんと一緒に楽しんでくださいね
<一次発酵>
冷蔵庫の中に一晩(8時間以上)置く。
※一日に一回水で濡らしたスプーンで混ぜれば5日間保存可能です(作り置きとはまさにこのこと!)
※8時間後の状態がこちらです
<成形>
1. 打ち粉を多めに振って、生地と保存容器の間にドレッジ(カード)を差し込み、隙間を作る。
2. くっつかないアルミホイルを敷いた天板の上に保存容器を裏返し、生地が出てくるのを待つ。
※生地を触りすぎると硬いパンになってしまうので注意!
3. 奥と手前から折りたたみ三つ折りにする。真ん中で二つにカットする。
4. 生地の真ん中を指でくぼませて、フォークで穴をあける。
5. マヨネーズで土手を作り、真ん中に卵をやさしく割り入れ、塩こしょうをふる。
※マヨネーズはケチらないのが成功のカギ!
<焼成>
1200Wのトースターで15分ほど焼く。表面が焦げそうな場合は、途中でアルミホイルをふんわりとかぶせる。裏面にも焼き色がついていれば焼き上がり。
※焼成時間は、お使いの機材により適宜調整してください
簡単なのに、このインパクト。
トースターをあけたら「わぁ~!!」と喜びと驚きの声があがること間違いなし!
さらに、お好みでパセリをのせると、緑色も加わってより素敵に仕上がります。
特別な材料も機材も必要ない。こんなに簡単にパンが焼けるなんて驚きです。
なんといっても、吉永麻衣子先生考案の「ドデカパン」はアレンジ無限大。
だからこそ子どもの「作って!」「食べたい!」に応えられます。
隙間時間にパン生地を作っておけるのも家事や仕事、育児に忙しいお母さんたちには助かりますよね。
そして、自分で焼いたパンは驚くほどおいしくて、自分らしさを表現できるんです。
お母さんが好きなこと、好きなものを楽しんでいる姿は子どもにとっても誇らしいのではないでしょうか。
まるで映画の物語のように、作り置きパンとの「出会い」があり、パンを焼くという「冒険」があり、焼きあがったパンで家族みんなが「笑顔」になる。
自分も子どもも主人公になれるパン作り、あなたも一歩踏み出してみませんか?
きっと素晴らしい物語がはじまるはず!
神奈川県海老名市を中心に活動する「日々のパン」の講師。幼稚園や保育園などで“出張パン教室”を開催。また、「子どもと一緒にパンが焼けるよ」「パン作りって楽しいよ」を伝えるべく、ワークショップや自宅で日々のパンのおうち教室を行っている。