韓国で大人気の味!マイルドな辛さがクセになる♪鶏むね肉で「ロゼチキン」
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
11月、韓国に行ってきました!
2年9か月ぶりに訪れたソウルは再開発が進み、街がますますスタイリッシュになっていました。
観光客に人気の仁寺洞(インサドン)近くのエリアは、韓国の伝統的な家屋である韓屋(ハノク)がリノベーションされておしゃれなカフェやレストランに変身。10代~20代の若い人たちで大いに賑わっていましたよ。
今回は、こちらもいま韓国の若い人たちの間で大流行している「ロゼソース」についてご紹介します!
韓国で大人気の「ロゼソース」
韓国スタイルの「ロゼ」って?
「ロゼ」と聞くと、まずはワインが思い浮かびますよね!
韓国でもロゼワインは人気ですが、昨年から注目されているのは「ロゼソース」です。
じつは韓国で元々「ロゼソース」と呼ばれていたのは、ホワイトソースや牛乳とトマトソースを混ぜたものでした。韓国でパスタの専門店に行くと、この「ロゼソース」のスパゲッティがメニューにあるんですよ。
韓国でブームが巻き起こった「ロゼトッポッキ」
2021年になると、トマトの代わりにコチュジャンを使った新たなロゼソースが誕生しました。
そしてトッポッキ(トッポギ)の宅配専門店が、この「新ロゼソース」で開発したのが「ロゼトッポッキ」です。
以前ご紹介しましたが、トッポッキといえば韓国の国民食。新しい味を求めていた20代~30代の間でこの「ロゼトッポッキ」がおいしいと評判になり、SNSの力もあってまたたく間に韓国全土で人気となりました。
次々とロゼソースを使った料理が誕生
ロゼソースのブームには他の宅配専門店や食品メーカーも追随し、ラーメン、餃子、チキン、ピザ、そして日本でもおなじみのチーズタッカルビにロゼロースが加わった「ロゼタッカルビ」という料理も生まれました。
ロゼソースそのものも販売されるようになり、このソースを利用して自分でトッポッキやパスタを作っている人も多いようですよ。
日本でもブームの兆しが!
近年、韓国で流行したものはすぐに外国へも広まりますが、日本ではどうでしょう?
ヤンニョムチキンソースやカルビソースとともに、もちろんロゼソースも注目されています。
韓国から輸入された商品だけでなく、国内メーカーも新商品を開発して売り出していますよね。今年の夏には大手食品メーカーの日清食品さんが「超無敵クラス ロゼクリームヌードル」を発売したほどですから、日本でもロゼソースの人気はじわじわ上昇していると考えて間違いなさそうです。
そうなると一度は食べてみたくなりますよね?
…ということで、今回はこのロゼソースを使った「ロゼチキン」のレシピをご紹介いたします。
韓国ではよくフライドチキンとロゼソースを組み合わせますが、今回のレシピでは鶏むね肉を焼いてからソースで煮ました。このロゼソースはチキン以外にトッポッキやパスタに合わせてもいいですし、フライドポテトやとんかつにかけるのもおすすめです!
マイルドな辛さがクセになる!鶏むね肉で「ロゼチキン」
調理時間
30分
分量
2人分
材料
・鶏むね肉…1枚(400g)
・酒…大さじ1
・塩…小さじ1/2
・砂糖…小さじ1/4
・こしょう…少々
・すりおろしにんにく(にんにくチューブ)…小さじ1
・サラダ油…大さじ1
・しめじ…1/2パック
・お好みのハーブ…適宜
[A]
・生クリーム…150ml
・牛乳…150ml
・コチュジャン…小さじ2
・塩…適量
作り方
1. しめじは石づきを切り落とし、ほぐしておく。
2. 鶏むね肉を全体的にフォークで刺したら、一口大サイズのそぎ切りにする。
3. 2の鶏むね肉をボウル入れて酒、塩、砂糖、こしょう、すりおろしにんにくで下味をつける。
4. フライパンにサラダ油をひき、2の鶏むね肉を並べて中弱火にかけ、蓋をする。片面がきつね色になったら、ひっくり返して反対の面もきつね色になるまで焼く。
5. 4のフライパンにしめじと[A]を加えて中弱火にかけ、クリームが半分くらいになるまで煮詰める。味を見て足りなければ塩を加える。器に盛りつけてお好みでハーブを飾る。
鶏むね肉はそぎ切りにすると火が通りやすいです。
もう少し辛さが欲しい場合は、コチュジャンを増やしてみてください。
より色味をピンクにしたい場合は、コチュジャンの量を減らしてトマトケチャップを入れてみてくださいね。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!