お店のキッチンみたいになる照明の使い方って?Chara Chara(小林睦美)さんの「世界一楽しいわたしの台所」
Chara Chara(小林睦美)さんの「世界一楽しいわたしの台所」
ペンダントライトで雰囲気づくり
住宅街の一軒家に暮らして3年。まるでオープンスタイルのレストランのような、Chara Charaさんのキッチン&ダイニングです。キッチンのメインカラーは、目の覚めるような、赤。
「赤は、明るく楽しい雰囲気、そして食事が美味しく感じられる色だと思うので、ふだんは家族と、友人が来た時には明るい雰囲気で楽しく食事が出来れば良いなと思い、赤にしました」とChara Charaさん。
レストラン風にしたかった、というキッチンでとくにお気に入りなのが、茶色、透明とサイズ違いで揃えた丸いシェードのペンダントライト。「夜、お酒を飲む時には蛍光灯を消して、この照明だけにするとムードがでます」。大きな照明1つに頼るのではなく、Chara Charaさんのような「一室多灯」の演出は、お部屋の中に陰影ができてとっても効果的なんです。
ダイニングとの仕切りがないカウンターキッチンは、カウンターも作業スペースもフラットで広々。お子さんがダイニングテーブルで宿題をしながら、キッチンに立つお母さんに話しかける――。「料理しながらでも、家族と会話ができるのはいいですよね」とChara Charaさん。
スペースがあるとついモノを置きたくなってしまいますが、すっきり見せたいならやっぱりチョイ置きはNG。「調味料などは、ふだん使いのものはコンロ近くの引き出しに収納して、あまり使わないものは冷蔵庫へ入れています」
そのコンロの下は、お菓子もよく作るChara Charaさんがこだわったビルトインのガスオーブン。シンクの下には調理器具などを収納し、シンクの食器洗い用洗剤は、キッチンに合わせて赤い容器に入れ替えています。
一瞬でカトラリーが取り出せる「秘密の引き出し」
カウンターのテーブル側には、「食事の時、家族が自分たちで用意できるように」と、カトラリーや小物を入れた2つの引き出しがスタンバイ。ダイニングに就いたご家族が、椅子に座ったままでもくるりとカトラリーが取り出せるんです!引き出し側に座る娘さんが、もっぱらカトラリー係になるとか。
手前の引き出しにはカトラリー類を種類ごとにカゴで小分けにして収納。奥の引き出しには、写真撮影の時に使う小物や紙ナプキン、リボンなどを。お料理の撮影をダイニングでしていても、これなら必要なものが最短距離で取り出せます。
その引き出しで目についたのが、リボン。「可愛い食卓をテーマにしているので、自分を印象づけるアイテムとして、毎回リボンをスタイリングに入れるようにしています」
食器は、真っ赤なキッチンボードの上棚に、ふだん使いのものと、撮影用のものとを分けて収納。こちらは撮影用の食器です。
色鮮やかなスタイリングで、Instagramも人気のChara Charaさん。「赤が入った写真はSNSなどでもアクセス数が増えるといわれているので、食器や小物なども、赤をポイントとして使うようにしています」。赤いアイテム、たしかにありますね。
家族5人分のカウンターチェアー
テーブルは、キッチンの壁や床とそろえて、大理石風の素材でオーダーしたダイニングテーブル。「キッチンのスペースが限られていて、ふつうのテーブルだと場所をとってしまうので、ぴったりのサイズにしました」
そして、よりお店のような雰囲気になるように、と選んだのが家族5人分のカウンターチェアー。「これなら、くるっとキッチンの方に向けば、カウンターでも食事が出来ます。子どもが1人で食事をするときでも、料理をしている私の方を向いて話ながら食べられるんですよ」とChara Charaさん。
どれだけ使いやすくても、おしゃれな雰囲気でも、大切なのはやっぱり家族のための場所であること。ハイセンスなレストランやカフェのような、それでいてお母さんのやさしさもいっぱいのキッチン&ダイニングでした。
あの人気料理家さんのプライベートキッチンも登場♪
▼「世界一楽しいわたしの台所」バックナンバーを見る
http://www.recipe-blog.jp/interview/backnumber.html