【おいしい暮らし】今日から採用!おいしっぽさんの「超簡単テーブルコーデ」と「野菜の時短ワザ」


「日本人がずっと食べてきたもの」を大切に

おいしっぽさんが、お料理をするうえで大切にしていることはなんですか?
「日本人がずっと食べてきたものを大切にする、ということです。自然豊かな中で育ってきた葉っぱのコクや甘みや香り、ちっちゃな生き物たちが作り出す醗酵の味、そんな大自然を感じるられる味が大好きなんです。
昔、食品の香料会社で『フレーバーリスト』という、香りや味つけを開発する仕事をしていました。その時感じたのが、日本の技術者が作りだす味と香りの素晴らしさ。どうしてこんなにもすごいものが作れるのかと考えた時に、『日本人がずっと食べてきたものがすごいからなのでは!』と思うようになりました」
お料理のスタイリングで気をつけていること、こだわっていることは?
「遊び心って大切だなと思っていて、たとえば食器なら、豚汁を大きめのコーヒーカップに盛りつけたりと、本来の用途以外のものを盛りつけて自由に使うようにしています。
もう我が家には小さな子どもはいませんが、こんな海苔の可愛い顔が味付け玉子についてるだけでも、家族が笑顔になりました。
ちょっとこだわっていることといえば、食卓にキャンドルを飾る「キャンドル卓」です。お誕生日や季節の行事には家族でキャンドルのある食卓を楽しんでます。心を落ち着かせてくれたり、何か忘れていた大切なものを思い出させてくれるようで、火を見つめる時間って大切だなって思います。
小さなお子さんがいたりするとなかなか危ないかもしれませんが、水に浮かべるキャンドルなどで工夫しながら楽しめますよ」
これまでのMY BEST レシピは?
時短&彩りアップのコツは「野菜1種で1品」
忙しい毎日で、「時短しながら味も見た目もおいしくするコツ」は?
「私が料理をしていて一番時間がかかるのは、野菜を洗って切ることでした。なので、洗い方も切り方も違う野菜を何種類も用意して1品作るより、野菜1種で1品ずつ作るようにしています。
たとえば、いろいろな野菜とお肉を炒めて1品作るより、オレンジのにんじんはキャロットラペにして、濃い緑のピーマンだけを肉と炒めて全部で2品作る。そのほうが時短になって、盛りつけた時の野菜の印象も強く彩りもよくなるんです。時間のない時は、そんな感じで乗り切ってます」
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週に1日は着るというお着物も、「ブーツと合わせたりタートルネックのインナーと合わせたり自由に楽しんでます」。お料理も、日々の暮らしも、和の心を大切にしながら自由に楽しむおいしっぽさんです。
おいしっぽさんへのQ&A
ブロガーネームの由来は?
「おいしいものがあれば幸せ」が口癖のキャラクター、という設定で、アニメ好きな娘が考えてくれました。たぶん、娘を育てる中で私は「おいしい?」「おいしいね!」と言う言葉を一番言ってたのかも…。
好物といえば?苦手な食べ物は?
大好物は、かつおのお刺身。苦手なのは、生うにです。うにを初めて見た子どもの頃、何かの生き物の脳みそだと思った衝撃が忘れられず…。
インテリアやライフスタイルなど参考にしているショップはありますか?
絵本作家のターシャ・テューダーさんにすごく憧れていて、足下にもおよびませんが、少しでも近づきたいと思ってます。それから、私の住む北関東はこだわり食材のお料理がおいしくて、インテリアも素敵なカフェがたくさんあるんです!埼玉県深谷市の「yatudokiya」さん、群馬県邑楽郡の「ひびきや」さんなどすごく刺激をうけてます。